最終更新:2019年2月13日(水)
書名 | 出版社 |
オレだって育てる 子どもをつくろう: サラリーマンの育児休職 | 講談社+α文庫 |
著者 | 出版年 |
太田睦 | 2000年(1992年新評論刊「男も育児休職」を改題,大幅に加筆再編集) |
中澤 <k1-1.humeco.m.u-tokyo.ac.jp> website
news://fj.life.childrenなどでも活躍されていた,NECのC&Cメディア研究所の太田睦さんが,民間企業で初めて1991年に成立した育児休業法を利用した男性育児休職者としての体験を語った本。
ぼくも子どもを保育園に入れられたので育児休業こそしなかったが,共通する体験が多く,共感したり,身につまされたりした。とくに,肩肘張っていない姿勢がいいと思った。太田さんがインターネット関係の世話人をされている「男も女も育児時間を! 連絡会」(http://www.eqg.org/)を見てみたが,いろいろな偉大な先人がいるものだと思った。
太田さんが育児休業中の準専業主夫体験から感じた社会からの疎外感は,地域社会が消失した現代の都会ならではの問題と考える。WEB日記で書いたが(http://minato.sip21c.org/humeco/myfavor/20000810.htmlとhttp://minato.sip21c.org/humeco/myfavor/20000830.html),やはり保育一元化が必要なんじゃないだろうか。