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書評

最終更新:2019年2月13日(水)


旧書評掲示板保存ファイル/書評:『007/わたしを愛したスパイ[改訳版]』

書名出版社
007/わたしを愛したスパイ[改訳版]早川書房(ハヤカワ・ミステリ文庫)
著者出版年
イアン・フレミング(井上一夫[訳])1998



Nov 23 (thu), 2000, 23:11

徒然三十郎 <snjk032k054.ppp.infoweb.ne.jp>

カナダ女性ヴィヴの一人称で語られるシリーズの番外篇であり、映画「007/私を愛したスパイ」とは全く異なるストーリーとなっています。ヴィヴの恋する少女の世界とジェイムズ・ボンドの生きるか死ぬかの世界との対照性が魅力です。欧米人どうしの民族性の違いが面白く、また、ギャングたちの目的がなかなかわからないことでひきこまれます。ただし、ボンドが果たしたばかりの任務についてヴィヴにペラペラしゃべる場面は不自然で興ざめです。


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