目次

書評

最終更新:2019年2月13日(水)


旧書評掲示板保存ファイル/書評:『少年とアフリカ 音楽と物語,いのちと暴力をめぐる対話』

書名出版社
少年とアフリカ 音楽と物語,いのちと暴力をめぐる対話文藝春秋
著者出版年
坂本龍一,天童荒太2001年



May 07 (mon), 2001, 11:10

中澤 <k1-1.humeco.m.u-tokyo.ac.jp> website

「永遠の仔」でブレイクした天童荒太と,そのテレビドラマの主題曲を作曲したことで接点ができた坂本龍一との対談である。いくつか疑問点もあったが,基本的には共感する意見が多かった。発売後1ヶ月弱でもう第2刷になっているから売れているのだろうし,坂本龍一と天童荒太が語ることで「読んでみよう」という気になる若者がいればいいなあと思う。

p.146で坂本龍一のいう「そうそう,われわれは学者じゃないんだから。ひとつひとつ真面目に分析してるわけでもないし,全部思いつきで,感覚的に喋ってることだから」には大笑いした。思いつきだけの学者ってのも無数にいるような気がするが。

●税別1143円,ISBN 4-16-357100-0(Amazon | honto


旧書評掲示板保存ファイルトップへ