最終更新:2019年2月13日(水)
書名 | 出版社 |
夜の記憶 | 文藝春秋 |
著者 | 出版年 |
トマス・H・クック |
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久々に良質のミステリを読んだ.
数十年前に殺された一人の娘.犯人と目されていた人は自殺して事件は解決したかに見えた.納得しきれない母親からの手紙を受け取ったかつての親友は,ミステリ作家にこの事件関してつじつまの合った「物語」の作成を依頼する...
主人公の作家の過去とオーバーラップしながら,事件の真相に近づいていく構成は,気をつけていないと頭が混乱してくるが,注意深く読んでいくと,恐ろしい結末が待っている.
最後まで読んだとき,しばらく放心状態に陥ってしまった.