最終更新:2019年2月13日(水)
書名 | 出版社 |
そして粛清の扉を | 新潮社 |
著者 | 出版年 |
黒武洋 |
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背徳的な爽快感
普段,駅などで傍若無人な高校生に苦々しく感じている人は是非お勧めする.
とんでもない生徒たちを集めた学級の担任教師が卒業式の前日に武装して教室を占拠する.そして,生徒たちを次々と殺していくのだ.この生徒たちたるや,それぞれ本当に殺されて当然のことばかりしつづけている連中なので,ころされるシーンには一種の爽快感が感じられた.(仮面ライダなどで怪人が倒されたときの感覚にちかい)
このあいだ,小学校襲撃事件があったこともあり,この手の話題はタブー視されているかもしれないけど,お勧めの一冊である.
なかしま <m146125.ap.plala.or.jp>
エンターテイメント性に満ちており、上々の出来。ただし、桐野夏生氏も言うように、書き込みが足りない。800ページあってもいいという訳ではないが、450ページあるといいのではないか、と思う。