最終更新:2019年2月13日(水)
書名 | 出版社 |
残光 | 角川春樹事務所 |
著者 | 出版年 |
東直己 |
がんりょ <acca1aac143.tky.mesh.ad.jp> website
とにかく強い主人公がやくざや警察を相手に一人で立ち向かう。相手が4人いようが、拳銃を持っていようが勝っちゃうのである。思わずシュワちゃんとかスタローンを思い浮かべでしまった。彼らの映画と同じようなスカッと間が得られることは間違えない。
この作品はシリーズ4作目らしい。評者はこの作品が初めてだったが、前の作品から読み始めたほうが、よいかもしれない。たとえば、主人公がなぜこんなにあの子供に思い入れるのか、本作の中ではほとんど説明がなく「あの子がらみの事件が起きたら必ずアイツがくる」ということは既成事実として話が進んでいく。そんな細かいことを気にしなければ、十分楽しめる作品である。