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書評

最終更新:2019年2月13日(水)


旧書評掲示板保存ファイル/書評:『風になる日』

書名出版社
風になる日文芸社
著者出版年
武石和子2001年



Mar 25 (mon), 2002, 17:05

うらら <hsm-adsl-345.enjoy.ne.jp>

題名が気になって薄い本を手にしてみた。

仕事の合間に思い立ち寄ったデパートのレストランで、本を開いた。

20分たったとき、こんなところで読み始めるんじゃなかったと後悔した。もうその時、本を閉じれなくなっていた。

流れる涙をぬぐいながら、人前で寿司をかじっては読みつづけた。鼻をすする私を人が見ても、本の魅力には勝てなかった。

結局その場で一気に読み終えた。

薄い本だと馬鹿にしたけど、読み終えた後の私には大きな何かが残った。ため息をつきまた本を開きたくなった。

大きな余韻が私の何かを癒してくれた。

そんな本だった。


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