最終更新:2019年2月13日(水)
書名 | 出版社 |
風になる日 | 文芸社 |
著者 | 出版年 |
武石和子 | 2001年 |
うらら <hsm-adsl-345.enjoy.ne.jp>
題名が気になって薄い本を手にしてみた。
仕事の合間に思い立ち寄ったデパートのレストランで、本を開いた。
20分たったとき、こんなところで読み始めるんじゃなかったと後悔した。もうその時、本を閉じれなくなっていた。
流れる涙をぬぐいながら、人前で寿司をかじっては読みつづけた。鼻をすする私を人が見ても、本の魅力には勝てなかった。
結局その場で一気に読み終えた。
薄い本だと馬鹿にしたけど、読み終えた後の私には大きな何かが残った。ため息をつきまた本を開きたくなった。
大きな余韻が私の何かを癒してくれた。
そんな本だった。