最終更新:2019年2月13日(水)
書名 | 出版社 |
ドリームキャッチャー | 新潮社 |
著者 | 出版年 |
スティーブン・キング | 2003 |
なかしま <n194230.ap.plala.or.jp>
前作『アトランティスのこころ』とはうってかわったエンターテイメント超大作である。
ストーリーは、『クソは変わらず日付が変わる』をモットーに、アメリカのメイン州の町デリーで育った、ゲイリー・ジョーンズ(ジョーンジー)、ヘンリー・デブリン、ピート・ムーア、ジョー・クラレンドン(ビーヴァー)の4人組。成人した今、それぞれの人生に問題を抱えながらも、毎年晩秋になると、山間での鹿撃ちを楽しんでいた。だが、奇妙な遭難者の出現をきっかけに、いやおうなく人類生殺の鍵を握る羽目になってしまう・・・という、ホラー小説だ。
雰囲気としては、SFモノである。ネタバレになるが、鰻(うなぎ)のようなぬめぬめとした宇宙外生命体や、映画ではお馴染みの人型(グレイ・タイプ)宇宙人が出てくる。州空軍の攻撃ヘリや、巨大な宇宙船などの描写もあり、たいくつしない作品である。
映画化もされ、監督には『スター・ウォーズ ジェダイの逆襲』の脚本を担当し、『アトランティスのこころ』でもメガホンをとったローレンス・カスダンが着手。出演にモーガン・フリーマンが『アトランティスのこころ』に引き続いて出演している。
全4巻。新潮文庫より刊行されている。