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書評

最終更新:2019年2月13日(水)


旧書評掲示板保存ファイル/書評:『ドリームキャッチャー』

書名出版社
ドリームキャッチャー新潮社
著者出版年
スティーブン・キング2003



Jun 22 (sun), 2003, 17:38

なかしま <n194230.ap.plala.or.jp>

前作『アトランティスのこころ』とはうってかわったエンターテイメント超大作である。

ストーリーは、『クソは変わらず日付が変わる』をモットーに、アメリカのメイン州の町デリーで育った、ゲイリー・ジョーンズ(ジョーンジー)、ヘンリー・デブリン、ピート・ムーア、ジョー・クラレンドン(ビーヴァー)の4人組。成人した今、それぞれの人生に問題を抱えながらも、毎年晩秋になると、山間での鹿撃ちを楽しんでいた。だが、奇妙な遭難者の出現をきっかけに、いやおうなく人類生殺の鍵を握る羽目になってしまう・・・という、ホラー小説だ。

雰囲気としては、SFモノである。ネタバレになるが、鰻(うなぎ)のようなぬめぬめとした宇宙外生命体や、映画ではお馴染みの人型(グレイ・タイプ)宇宙人が出てくる。州空軍の攻撃ヘリや、巨大な宇宙船などの描写もあり、たいくつしない作品である。

映画化もされ、監督には『スター・ウォーズ ジェダイの逆襲』の脚本を担当し、『アトランティスのこころ』でもメガホンをとったローレンス・カスダンが着手。出演にモーガン・フリーマンが『アトランティスのこころ』に引き続いて出演している。

全4巻。新潮文庫より刊行されている。


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