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書評

最終更新:2019年2月13日(水)


旧書評掲示板保存ファイル/書評:『バトル・ロワイアルⅡ 鎮魂歌(レクイエム)』

書名出版社
バトル・ロワイアルⅡ 鎮魂歌(レクイエム)太田出版
著者出版年
杉江松恋2003



Jul 19 (sat), 2003, 20:10

きくち <o144029.ap.plala.or.jp>

「今日はみんなに、ちょっと戦争をしてもらいます」

【BR法】改正!!

今度はタッグマッチ!

テロリスト七原秋也を抹殺すれば勝ち!

―This time it’s war.

前作(映画)があまりにも過激な作品なためR指定をめぐって国会までも巻き込んだ空前の問題作の続編の小説版。

「今度はタッグマッチ」のとおり、前回でも生徒の首に付けられていた首輪が、今度は同じ出席番号の人と連動していて一人が死ぬともう一人の方も首輪が爆発し、死ぬ。

プログラム担当教官リキのずけずけものを言うぶりにはある種のカタルシスが感じられ、前作よりもっと危険な雰囲気が漂う。

生徒たちが前に比べ開始15分くらいで10人以上死んでしまうが、ちゃんと生徒ひとりひとりに説明がなされており「こいつどんな奴だ?」とは思わない。

前作(本)は本当に分厚く、衝撃度も高かった。それに比べ本作はあまり分厚くなく、衝撃度も少し薄れるが面白い。確かにこれは面白い。

かなりのおすすめ。


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