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保健学研究共通特講IV, VIII
Latest update: 8 January 2021 (Fri)
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講義の目標
保健学領域の研究を実施するための能力として,研究デザインと統計解析の基礎知識を教授する。
原則として講義は日本語で行う。留学生は必要に応じて講師に個別相談すること。
テキスト(日本語pdf,2021年1月8日 1.0.0版が最新;このバージョンではepub版,html版も作成しました)を適宜参照されたい(コメント歓迎)。自由にお使いいただきたい。
講義計画
本講義は,毎週水曜6限に,保健学研究科D101で実施しますが,2020年度はZoomとBEEFによる遠隔講義を基本とします。
ただし,6月10日,7月8日は講義がありませんのでご注意ください。また,非常勤講師の先生による実験データの解析についての講義は決まり次第お知らせします。
5月6日が祝日であることを忘れていて,講義日程に含めていました。以後谷村先生担当の日を除き1週ずつずれます。そのため最終回のミニテストは止め,レポートによる評価に変えます。
(お知らせ 2020年6月23日)6月21日から神戸大学全学のネットワークに問題が生じ,うりぼーネットとBEEFに学外からアクセスすることができません。6月24日のZoomによる講義は三重大学の谷村先生にお願いしていて,予定通り実施しますが,BEEFからアクセス情報を得ることができないと思われるため,ここでお知らせしておきますと,IDはいつもと同じで,パスワードもいつもと同じルールで設定しています。講義資料は当日Zoomのチャットウィンドウに貼り付けする予定です。
- 保健学研究の基礎(4月8日,資料)
- 保健学/疫学研究の指標とデザインの基礎知識(4月15日,プレゼン資料, 計算練習, 解答例)
- サンプルサイズにまつわる問題(4月22日, 英語版資料→日本語が読める方はテキストをご覧ください)ICRwebのe-learning講座は参考になる。
- 研究のデザイン(5月13日, 資料)
- データ入力,欠損値処理,図示(5月20日, Excel format sample data)
- 仮説検定,標準偏差と標準誤差,分布の位置の差の検定(5月27日)
- 比率の差の検定,クロス集計表とその分析;カッパ係数,マクネマーの検定(6月3日英語版資料,Bhapkarの検定のテストコード)
- 分散分析と多重比較(6月17日,英語版資料)
- 地理情報データ解析と空間疫学(谷村晋先生,6月24日)
- 相関分析,回帰分析,重回帰分析,重相関係数の二乗,多重共線性(7月1日, 英語版配付資料)
- 共分散分析,ロジスティック回帰分析,反復測定分散分析とフリードマン検定:3群以上の間の対応のあるデータについての位置母数の比較(7月15日, 英語版資料)
- 検査性能の評価:ROC,Bland-Altmanプロットとメタアナリシス入門(7月22日,ROCとBland-Altmanプロット資料,メタアナリシス資料)
Covid-19のメタアナリシスの例
メタアナリシスの例:全世界で精子数が減少しているか? という問題:
- 生存時間解析(参照,英語版handout)(7月29日)
- 実験データの解析(8月1日13:10-16:20,天理医療大学の中村先生による)
評価
レポートにより判定する。課題は7月22日にBEEFに提示しました。提出締め切りは8月18日(火)とします。
参考文献・webサイトなど
- Machin D, Campbell MJ, Walters SJ (2007) Medical Statistics, 4th ed., Wiley
- Lang TA, Secic M (2006) How to report statistics in medicine: Annotated guidelines for authors, editors, and reviewers. 2nd ed., American College of Physicians.
- Peacock JL, Peacock PJ (2011) Oxford handbook of medical statistics. Oxford Univ. Press
- Power and Sample Size (Vanderbilt University)
- EZR (Jichi Medical School)
- 神田善伸 (2012) EZRでやさしく学ぶ統計学:EBMの実践から臨床研究まで. 中外医学社, ISBN:978-4-498-10900-1.
- d族効果量を計算するためのコード:dfamefs.R
- PearsonのデータでZ変換を使って相関係数の重み付き平均を出すコード:pooledr.R
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