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保健学研究共通特講IV, VIII
Latest update: 19 February 2025 (Wed)
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Foreign students should see English page.
講義の目標
保健学領域の研究を実施するための能力として,研究デザインと統計解析の基礎知識を教授する。
原則として講義は日本語で行う。留学生は必要に応じて講師に個別相談すること。
テキスト(日本語pdf,2024年5月25日 1.1.1版(Rのバージョン更新と二元配置分散分析追加)が最新;このバージョンではepub版,html版も作成しました)を適宜参照されたい(コメント歓迎)。自由にお使いいただきたい。
講義計画
本講義は,毎週水曜6限に実施します。基本的にオンラインで実施します。アクセス情報はBEEF+で提供します。
非常勤講師の先生による実験データの解析についての講義は決まり次第お知らせします。
- 保健学研究の基礎(4月9日,資料)
- 保健学/疫学研究の指標とデザインの基礎知識(4月16日,プレゼン資料, 計算練習,計算練習解答例)
- サンプルサイズにまつわる問題(4月23日, (handout in English)→日本語が読める方はテキストをご覧ください)ICRwebのe-learning講座は参考になる。
- 研究のデザイン(4月30日, 資料)
- データ入力,欠損値処理,図示,仮説検定,記述統計量(5月7日, Excel format sample data)
※欠損値処理のための多重代入法については、以下リンクする参考資料が参考になる:BMJ論文、ミシガン大学講義資料、BMC Medical Research Methodology論文、Annals of Clinical Epidemiology論文、総理府統計局のサイトで公開されている高橋、伊藤(2014)
- 分布の位置の差の検定[第7章](5月14日)
- クロス集計表とその分析[第8章];カッパ係数,マクネマーの検定,バプカーの検定[第13章](5月21日(handout in English),Bhapkarの検定のテストコード)
- 分散分析と多重比較(5月28日,(handout in English),対比の指定について大変参考になる情報,If you need information for contrasts, this page is valuable.)
- 相関分析,回帰分析,重回帰分析,重相関係数の二乗,多重共線性(6月4日, (handout in English))
- 重回帰分析における変数選択と尤度比検定、共分散分析,ロジスティック回帰分析、ポアソン回帰分析(6月11日, (handout in English))
- 反復測定分散分析とフリードマン検定(3群以上の間の対応のあるデータについての位置母数の比較),検査性能の評価:ROC,Bland-Altmanプロット(6月18日,ROCとBland-Altmanプロット資料,2つの定性検査の性能比較についてのRコード(開発中))
- 地理情報データ解析と空間疫学(谷村晋先生,6月25日)
- メタアナリシス入門(7月2日,メタアナリシス資料)
Covid-19のメタアナリシスの例
メタアナリシスの例:全世界で精子数が減少しているか? という問題:
- 生存時間解析(参照,英語版handout)(7月9日)
- 実験データの解析(天理医療大学/中村先生,2コマ,BEEF+参照)
評価
期末レポートにより判定する。BEEF+で課題として提出すること。
参考文献・webサイトなど
- (強くお薦め)佐藤俊哉 (2024) 宇宙怪人しまりす 統計より重要なことを学ぶ. 朝倉書店
- Machin D, Campbell MJ, Walters SJ (2007) Medical Statistics, 4th ed., Wiley
- Lang TA, Secic M (2006) How to report statistics in medicine: Annotated guidelines for authors, editors, and reviewers. 2nd ed., American College of Physicians.
- Peacock JL, Peacock PJ (2011) Oxford handbook of medical statistics. Oxford Univ. Press
- Power and Sample Size (Vanderbilt University)
- EZR (Jichi Medical School)
- 神田善伸 (2012) EZRでやさしく学ぶ統計学:EBMの実践から臨床研究まで. 中外医学社, ISBN:978-4-498-10900-1.
- d族効果量を計算するためのコード:dfamefs.R
- PearsonのデータでZ変換を使って相関係数の重み付き平均を出すコード:pooledr.R
- Pearsonのデータでマンテル=ヘンツェルの要約オッズ比を計算しフォレストプロットを作成するコード:forestplot.R,フォレストプロットとDraperyプロットのpdf
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