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2004年3月のメモ
- 最終更新:
2004年 3月 31日 (水曜日) 20時55分
- 日曜に漸く群馬側の日通に連絡がとれたのだが,やはりもう時間変更は無理とのこと。群大のTさんとH君には申し訳ないのだが,受け取りをメールでもう一度お願いしておいた。妻が調査に行ってしまったので昼はカレーを作って子供たちに食べさせたが,好評で2杯ずつ消費され,米を一日に2回も研がねばならなくなった。夜もカレーの残りと納豆と野沢菜だったのだが,またも米が激しく消費された。明日は(いや,もう今日か)いよいよ群馬に行く予定。
- そうやって長野に着いたのは土曜の朝だったわけだが,午後には少年野球の練習に行かねばならないのだった。ともかくも朝食を済ませてから持ち帰った荷物の梱包を解き,それを処理していたら,あっという間に昼になった。天気が良かったので練習はわりと快調に終わった(まだちょっとピリっとしないのだが,3月だし仕方ないだろう)。それにしてもこれまで校庭の隅にあった道具置き場が取り壊されてなくなってしまったのは痛いので,学校に何らかの救済措置をお願いしたいところだ。育成会の活動だから,PTAを通してなんとかできないものか可能性を探ってみることにした。今は学校のグラウンドを2つのチームで使わせていただいているので,この2チームで時間を相談したのだが,うちのチームは4月は午後,5月は午前,という形になった。練習後,ADSLになった自宅のネット環境のセッティングを少々。X22はHUBにEthernetケーブルでつなぐだけでインターネットに接続されるので,かなり快適だ。
- 結局演習室のsambaの設定は終わらなかった。これまでやっていたのと同じ手順なので何が悪いのかわからないのだが,クライアントがXPなのが悪いのか? ともかくも,時間切れで諦めざるを得なかった。とりあえずscp接続はできるので実用上不都合はないはずだが,悔いが残った。自宅の荷造りもとんでもないことになり,徹夜しても終わらなかった。日通の単身パックが10:00に来るはずだったのだが,9:15に来てしまい,まだ布団袋に布団も詰めていなかったし,食器もほとんど未梱包だったので大慌て。ともかく10:00まで待ってもらって梱包を大部分済ませた。ゴミ捨ても大部分済ませられた。荷物を発送する段階になって恐ろしいことに気づいた。なんと一日ずらしたつもりだった到着時刻をダブルブッキングしていたのだ。どちらも月曜の午前中である。単身パックの方はもはや変更不可だというので,あとでコンテナの方を午後に回してもらおうと思ったが,たぶんダメそうなので群馬大の方にメールを打って受け取りだけやってもらえるようにお願いした(もっとも,その後暫く残りの荷物を整理したりカビだらけの浴室を掃除したり学生2人とともに訪れたN先生に洗濯機を引き取っていただいたり事務局に行って鍵を返したり保険証を返したり……といったことに時間がかかったので,メールを打てたのは夕方だったのだが)。昨日に引き続き掃除やら冷蔵庫運びやらをK先生に手伝っていただいて本当に助かった。夜は親交会の送別会ということでイセエビ中心の超豪華なパーティ。送別される側なので壇上に上がって挨拶したのだが,看護学部を辞める3人を代表してということだったのに,「百年の孤独」という焼酎に酔ってしまい,自分の感想だけしゃべって終わってしまったような気がする。送別会中締め後に,T先生の車で新山口まで送っていただき,荷物が詰まったダンボールを紐でしばって取っ手をつけたものを抱え,かなり重いリュックを背負って新幹線に乗った。酔いも手伝って新大阪まで熟睡し,荷物の取っ手が掌に食い込んで痛いのに耐えながら急行きたぐにに乗り込んで,直江津まで再び熟睡した。直江津から長野までは,安渓先生からいただいた「やまぐちは日本一」という本を読みながら。やはり安渓さんは凄い人だ。
- 水曜朝,校正を終えて,着払い宅急便の発送を事務室の佐伯さんに頼んでから,片付けの続き。T先生とN先生とM先生が手伝ってくださり,かなり荷物が片付いた。しかし最後の残りをやるのが大変。夕方会議のあと,放置自転車が並んでいる場所とか旧講堂とかみてから研究室に戻って再び荷造り。結局そのまま夜が明けた。いったん帰って朝食後,再び研究室へ。このところずっとロクに眠っていないのが辛いが,なんとか目処がついて昼。組合の引継ぎを兼ねた昼食会に出てから引越し代を郵便局のATMで引き出して研究室へ戻り,自転車を畳んだところで日通が来た。ちょうどのタイミング。さんざん入りきらないかもしれないとか言われたのだけれど,コンテナにすべての荷物が載ったのをみたらせいぜい2段重ねくらいで済んでいて,余裕があるのだった。コンピュータラックも分解しなくても載った。バイオリンも大丈夫か聞いてみたら,その場で箱を作って3重くらいに梱包して積んでくれた。さすがプロ。その後K先生とS先生が掃除とゴミ捨てをしてくださったので,実にきれいな部屋になった。K先生は車を出してくださり,残ったダンボールをぼくの家まで運んでくださった。明日,冷蔵庫を研究室に運ぶのもお願いしているのだが,本当に助かった。あとは家の荷造りと演習室のsambaの設定を残すだけだ。どちらからやるべきだろう。
- 19:30から23:00まで院生のNさんとFさんが手伝ってくれたので,研究室の片付けは物凄く捗った。ふつう,こういう場合は,こちらが晩飯くらいご馳走するべきなんだが,反対に穴子飯までいただいてしまった(>ありがとうございました。感謝します。来年提出の論文については,いつでも相談してくださいね)。おかげで,なんとなく荷造りの先が見えてきた気がする。とはいえ,残務処理がまだ複数あるので,片付けきれないのが問題だ。校正だけは今夜のうちにやっておかねば。
- シンポジウム最後の質疑応答の途中でバス停へ。博多から新幹線で新山口に着いたのが15:20頃だったのに,次の山口線は16:04とかいうのでバスで山口へ。市民会館前で降りて税務署に行き,長崎大学からの源泉徴収票を提出して修正書類を作った。3ヶ月後くらいに1100円が銀行口座に振り込まれるとのこと。その足で市役所に行って転出届を提出し,タクシーで研究室へ。荷造りに取り組む。
- 荷造りはあまり進まないままに演習室のサーバ設定などをしたりしているうちに朝。大雨だったのでタクシーを呼んだ。6:37新山口発のこだま号で博多へ。8;04発の高速バスで嬉野インターへ。タクシーを呼んで嬉野温泉和多屋別荘へ行き,オセアニア学会理事会と評議員会に出席。昼からの発表の間,徹夜が祟って眠気に苛まれながら過ごした。風呂に行ってから夕食・懇親会・その後も飲みつつ語るのはこの学会の伝統である。23:30頃もう一度風呂に行き,さらに暫く飲みつつ語って3:30頃眠った。7:30に起きて風呂に行ってから(ここの温泉は弱アルカリ性なんだと思うが,ちょっとヌルヌル感があって温まる)朝食を済ませ,8:30から総会。出席者が少ないけれど無事終了。続けて9:30からシンポジウム。
- Vineのインストールを開始した状態で演習室の鍵をかけて帰宅。朝は洗濯しながらカレーを作って食べた。カレーというのは美味だし日持ちがするし作るのが簡単だし,実に偉大な発明だと思う。あまり天気が良くないのだが洗濯物を干したところで,水道局から電話がかかってきた。昨夜のメールへのご返事で,日曜だというのに素早い対応に感心した。請求書を新住所に送ってもらうことにしたので,停止のときも立ち会わなくていいという。合理的だ。あとはガスだな。いや,もちろん荷造りもだが。ああ,そうだ,洗濯機をどうしよう。誰か貰ってくれないだろうか(冷蔵庫は研究室に寄付することになっているからいいのだけれど,さすがに洗濯機を研究室にもってくるわけにはいかないだろう)。
- 中国電力はウェブサイトから一応,解約申し込みができる。入力補助に凝りすぎて却って入力しにくいフォームの典型でげんなりするが,それでもウェブで受け付けているだけマシか。ガスは電話連絡か直接行くしかないみたいだ。水道は山口市水道局で,サイトにメールアドレスが載っていたのでメールを送ってみようと思う(電話番号もわかるのだが月曜まで待つなんてことをしていると忘れてしまいそうだから)。電話はPHSしか契約していないからとくに手続きは必要ないだろう(そのまま使うつもりだから)。あと何かあったっけ?
- 土曜の晩飯は,なぜだか無性に辛子明太子を食べたくなったので,マリンに行って買ってきた。ついでに大根も買ってきた。大根おろしに三杯酢をちょっと混ぜたものをからめてご飯にのせて食べたら,想像どおりの味でなかなかよろしい。その後荷造りをせねばという気持ちに駆られて研究室に来たのだけれど,Vine Linus 2.6r4のCDを焼いたり(演習室のプリンタをLANで使うためのサーバとしてFreeBSD 5.1をずっと調整していたのだが,もう時間切れなので諦めた),水道・電気・ガスの解約手続きを全然していなかったことに気づいて,慌ててwebサイトに行ってみたりしていると,なかなか荷造りまで行き着かない。
- 土曜朝は気持ちよく目が覚めたが,天気が悪くて,いま一つな感じ。ともかく研究室に来て,The R Book用の原稿の仕上げをする。索引付けも完了し,ちょっと舌足らずだったところを加筆したりして,昼過ぎに送信完了。後はいくつもの引継ぎ業務が残っているのだが,演習室のプリンタ設定以外は水曜以降だろう。ふと気がつくと晴れていた。
- 木曜の夜中に(もう日付は変わっていたから正確には金曜だが)オセアニア学会のサイトを更新した。そのまま仕事を続け,朝,打ち出した版下を事務室に託し,「応用数理」事務局に新住所通知FAXを流す。Rbook用原稿の仕上げを終えて送信した後,索引語のマークアップをしていなかったことに気づいたのだけれど,もう卒業式関連行事に間に合わないので修正版送付は後回し。卒業式に出てから大学院の方の学位記授与式に行ったら,ぼくも異動なのでということで大きな花束をいただいてしまった。引き続いて学部の方の学位記授与式。終わってから本部に行って記念写真とか。異動だからということで中央に行くように言われるのだけれど,それは気恥ずかしいので中央でもなく端でもないポジションを占める。事務室に戻ると東大出版会から校正刷りが届いていた。校正の締め切りは25日なので月曜・火曜の佐賀に持っていってやろうと思うが,図版の元ファイルをCDに焼いて同封しなくてはならないので,それだけはやらねば。夕方から卒業パーティ。なかなか楽しい企画ではあった。その後研究室に戻って索引語マークアップをしながら,ちょっとだけ加筆したり,オセアニア学会のメーリングリスト復旧アナウンスをしたり。もう自分でも何が終わっていて何が終わっていないのかわからなくなりつつあるかも。
- 版下の最終仕上げというものは,いろいろと細かいチェックと直しの往復運動になるので手間がかかるのだった。11:30頃の食事の後は,K先生とT先生からいただいたTimTam Originalを時折食べて血糖値を維持しつつ0:00まで連続作業。途中コンピュータの相談しにくる人がいたり,電話でinterruptが入ったりしたが,まあ,ともかくも。さすがに限界なのでポプラにチキン南蛮弁当を買いに行き,食べてから作業を継続し,3:00頃に版下の打ち出し完了。さてしかし,これからRbookの仕上げとオセアニア学会サイトの更新(すっかり忘れていた!)をしなくてはならないので,完徹になりそうな雰囲気。卒業式があるから9:45にはネクタイができる格好に着替えて講堂に行かねばならないのだが,式中眠らないためには立っておくべきだろうなあ。
- 木曜は久々に11:00まで眠ってしまった。デンキブランのオールドというやつは,飲んだときはそれほどでもなかったのだが,後からじわじわとボディーブローのように効いてくる酒だ。それにしても昨夜の送別会は,「へぇ」連発の一次会も楽しかったが,二次会の「電気ブラン」(という表示が出ていたけれど正式な店名は知らない)はとてもいい隠れ家的な雰囲気を漂わせた店で,これまで入った飲み屋(といってもあまり多くはないが)の中でも1,2を争ういい店だった。酒も料理も(といっても2次会だからチーズとかだけど)素晴らしく美味だった。惜しむらくはデンキブランの店でありながら普通のデンキブランがなくてオールドしかなかったことだが。湯田温泉に泊まることがあったら是非行ってみるべきだと思う。7人で行ったのだが,10人くらいまでは入れる空間だった。般若亭の奥座敷を思えば人類生態の面々なら20人くらい入ってしまいそうだが,そういう店ではないので控えられたし(>後輩諸氏。まあ湯田温泉では安渓さんが世話人だった生態人類学会が数年前にあったし,ぼくも異動してしまうので,当分人類生態関係の学会があることはないだろうが)。
- 今朝10:40に,「The R Book(仮)」のタイトルが,「The R Book ― データ解析環境Rの活用事例集 ―」と決定したというメールが届いた(ご紹介ありがとうございます>三中さん,荻島さん)。目次はRjpWikiに岡田さんがもうすぐ公開してくれる手筈なので,そちらをご覧ください(発表されました)。
- どこが悪かったのかしらないが,9:30より前にネットワークは復旧した模様。
- 1:00過ぎくらいに猛烈な眠気に襲われたので,例によって椅子を並べて仮眠をとり,寒さで目が覚めたら5:00過ぎだった。風邪を引きそうだ。ガヨマウンテンのシティとルビーマウンテンのミディアムを交互に飲みながら仕事をしているとカフェイン酔いしそうになるのだが,ともかくも8:30頃英訳が終わった。ところが,メールが送れない。良くあることなのだが,山口県立大学のネットワークが外と切れてしまっているらしい。光ケーブルへのインフラ整備工事は10:00からだった筈だが。pingとかmailqとかで確認したが,やっぱり切れているようだ。困ったものだが,こうしていても無意味なので一旦帰って食事をしよう。それでも直っていなかったら,広島へはPHS送信だな。嫌だけど。
- 知らない間に日本人口学会大会プログラムと東日本部会プログラムが公開されていた。大会要旨の締め切りが4月12日必着ということは,東日本部会のときにコメントを貰っても,もう要旨の訂正はできないということなんだな。その時期にそのレベルまで詰めることができるんだろうか。不安。シンポジウムだし。
- 夜も英訳。BGMはブーレーズ&シカゴ響の《ツァラトゥストラはかく語りき》。いつもJazzかBossa NovaをBGMにすることが多いのだが,さっき蜜柑を買いにスーパーに行ったついでに,隣の明屋書店でつい買ってしまったのだ。うーん,あんまりBGMには向いていないなあ。
- 火曜は珍しいことに雑用がなかったので,基本的に1日中英訳。かなり進んだ。でも今夜で終わるかどうかは微妙。このところ晩飯を食べながら読んでいる,池澤夏樹「素晴らしい新世界」(中公文庫)は,他人のことのような気がしない。いや,もちろんぼくは風力発電の技術者ではないのだけれど,「夜の夢」を除けば,かなり主人公と体験を共有してしまっているような気がする。文庫なのに1000円以上という値段からわかるように分厚い本で長い話だということもあって,なかなか読破できないのだが,環境問題に少しでも関心がある人なら,一読されることをお薦めしたい傑作である。
- だいたい半分というところか。英訳のことだが。既に日付が変わって火曜日の2:30なのだが,そろそろ体力の限界なので帰ろうと思う。続きはまた朝になってから。
- 東京大学人類生態の後輩の古澤君によるソロモン諸島デジカメ日記が更新されていたので(常用リンクで更新チェックしているので気づいた),息抜きに読んだのだが,最高に面白い。とくに「カレナ湾で漂流」の話には大笑いした。では再び和文英訳の続きをしよう(諸事情により締め切りが木曜まで延びた。代わりにqualityを上げなくてはいかんとのことだが)。
- ついでに書いておくと,今回の確定申告に使った源泉徴収票は,銀行振込されたものの一部が長野の住所宛てになっていたので(銀行やクレジットカードに登録してある住所を変えなかったから),間違いなく山口に住んでいることを証明するため,確定申告の書式と一緒に住民票(運転免許があればそのコピーでもいいそうだが)を提出する必要があり,市役所に行ってから税務署で提出することになった。まあ,税務署まで行ったおかげで税金の支払いも現金で済んだからいいことにしよう。
- ぼくは月曜の勤務時間を後方シフトさせてあるので(大抵の場合,長野から帰ってくるのが月曜の朝だから)月曜の午前中に確定申告に行くのは問題ないわけだが,それにしてもこんなに多くの人が最終日に確定申告するとは,きっと時間休を取ってきているのだろうなあ。あ,そもそも確定申告するのは勤め人じゃない人が多いか。みんな切羽詰るまでやらないということなんだろうな。「Rによる統計解析の基礎」の印税のうち,献本用に本を50冊買った分は経費として認められたのだけれど(もちろん,本を書くための参考書として買った本の代金は,すべて経費として認められる。Amazonやbk1で買うと,本と一緒にタイトルまで書かれた領収書が付いてくるので,経費の計算のためにそれらを保存しておいたのが幸いした),残念なことに,R Foundationに寄付した分は控除対象にならなかった。寄付が控除対象として認められるのは政党等に限られるのだそうだ(この「等」ってのがどこまで含むのかわからないのだけれど,少なくとも外国の財団はダメらしい。非営利なのに)。税理士さんの1人は経費にならなるかもしれないと言ってくれたのだが,別の人からモノがないから経費にもならないと言われて,あえなく却下されてしまった。理由付けとしては,形はなくてもよくて,ソフトウェアやライセンスなどでもいいらしいが,価格があるものを購入したのでないと経費にはならないのだそうだ。勉強にはなったが,実に非合理的な考え方だと思う。実際に利益を得ていないのに所得として計上されて所得税を取られるのはなんとなく納得がいかない。課税額は数千円だったから,まあ実質的にそれほど痛くはないのだが,次にR Foundationへの貢献をするときには,何か別のやり方を考えようと思う。
- 日曜日もずっと仕事をして,応用数理の査読結果に合わせた修正はなんとか終わった。確定申告の書類もできた。が,報告書の英訳は難航している。中国の地名のスペルとか,組織名の英語とか,くだらないことを調べるのに時間がかかる。サーチャーのアシスタントが欲しい。ふと気がつくと,今夜も椅子を並べた上で仮眠をとっていたようだ。6:30だったので英訳を続け,8:30になったので,一旦帰って朝食をとり,中市に行って確定申告をし(今日が締め切りだから仕方ない),ついでに郵便局で応用数理の原稿を投函して戻ってこようと思う。他の人の進行度合いがメールで入ってくるのでThe R Book(仮称)の仕上げもしなくては,と気ばかり焦るのだが,あれは18日締め切りのはずなので,やはり報告書の英訳の方を優先しなくてはならないだろう。
- 6:00までML設定と書類整理と報告書作りを平行して進めたところで力尽きて帰り,本当は10:00に起きるつもりだったが12:00まで眠ってしまい,カレーの残りを食べて再び研究室へ。昨夜に引き続いて3つの作業を進めるがどれも捗らない。今夜は大学院の修了祝いの会というのが山口地ビールで行なわれているはずだが,この報告書の件で多忙になるのが見えていたので断っておいて正解だった。とても酒なんか飲んでいる暇はない。しかし郵便物を出したかったので中央郵便局に行く必要が生じたことと,おかずがなくなったことから,晩飯は久々に八屋ラーメン。こんなに美味いのにどうして閑古鳥が鳴いているのかとても不思議なのだが,今夜も客はぼく1人だった。時刻が遅かったせいか? 帰り道に食材を買って冷蔵庫に入れてから研究室に戻って3つの作業の続き。書類整理に目処がついたので,月曜の朝1番で確定申告に行ってくることはできそうだ。ML設定は関係者からのメールの返事待ちということで小休止。ということで報告書作りに注力する。まだ和文さえ仕上がらないので英文を進めるわけにもいかないのだが,表紙デザインをやってみたりしていたら4:30とか。椅子を並べて仮眠をとって気がついたら7:30だったので朝食をしにいったん帰ろう。といっても,納豆ご飯で済ませるつもりだが。
- 駒場でフランス語クラスのクラスメートになったときからの友人である川端裕人からメールで,中央公論と野性時代の4月号に,息子さんと1月にフォークランド諸島に行ったグラビア記事が載っていると教えてもらった。明日にでも買いに行こう(なんてことをしているから,本が果てしなく増えていくのだが)。
- 金曜は朝から入試業務。さすがに後期は申し込んでいても受けないケースが多いので,業務自体は早く終わった。が,昨日とは別のMLでNetskyが流れてしまい,対策に追われた。プロバイダが標準では添付ファイル拒否という設定をサポートしないとかいう時代遅れのサービス状況だったので,やるなら自己責任でやるしかないという返答だったのだが,やはりMLは必要だということになり,手作業で添付ファイル拒否設定をした。それに加えて昨日の問題解決のための作業をしながら,報告書の仕上げに向けての作業もしていたら,あっという間に23:00になった。一旦帰って昨夜作ったカレーライスの残りで夕食を済ませ(昨夜寝る前に読み始めた大江健三郎と小澤征爾の対談はいい本なのだが,食べながら読むには内容が濃すぎて消化によくなさそうなので,今夜も寝る前に読むことにして,食事時には池澤夏樹「素晴らしい新世界」(中公文庫)を読み始めたが,これはなかなか楽しい本だと思う),再び研究室に来た。
- やっと食品安全委員会が鶏肉・鶏卵の安全性に関する食品安全委員会の考え方 鶏肉・鶏卵は「安全」と考えます(リンク先はPDFファイル)を出してくれた。そうそう,こういうのを出すのが,食品安全委員会に期待される仕事なのだ。これからはもう少く早いタイミングで出せるように頑張って欲しい。
- 7:00に目が覚めたら,Y先生からのメールが入っていて,昨日のMLの事故には原因が2つあって,そのうち一方しか対策できていなかったことがわかった。納豆ご飯を食べ,慌てて大学に行って,東大のサーバで運用していたメーリングリストをすべて停止(というかpostfixを停止。postfixは悪くないのだが)。これまで知られていなかった解決困難な問題なので仕方がないのだが,一瞬だけ動かしてアナウンスするべきだろうなあ。統計相談に乗ったり,明日の会場設営をしたり,メールを打ったりしているうちに夜になった。カレーでも作って食べてからまた来ようと思う。
- ほとんど徹夜で報告書書式準備。でも,晩飯を食べながら,井上尚登「キャピタルダンス」(角川文庫)読了。これは面白い。川端の「リスクテイカー」と「S.O.U.P.」を足して2で割ったような感じ。ただ,ちょっと人物造形があっさりしすぎかも。昼,組合の会議にでてから報告書作り会議。5時間続けて何とか形になってきた。あとはメールで連絡をとりながら仕上げるしかないか。会議中にオセアニア学会MLで大変な事態が起こっていたのだが気づかず,会議が終わってからメールを見て事態を知って,慌てて東大に電話してサーバのpostfixを止めてもらった。報告書に関わった研究班+αで打ち上げがあったので,それが終わってから研究室に来てオセアニア学会MLの事故への対策をしたら,もう日付が変わっていた(慌てて対策して良かった,なにせ,対策してMTAを起動したら,ほどなくまたNetsky.Dが来たのだから)。明日は午前中に統計相談があるので,もう帰ることにしよう。
- 応用数理の査読結果が届いた。修正を要するところはそれほど多くないのだが,1週間で仕上げねばならないというのが問題だ。明日からの国際共同研究PHC班の報告書作成と平行してできるだろうか?
- 第63回公衆衛生学会総会のシンポジウムテーマ募集。募集テーマが,食の安全/感染症/環境ときているから,応募したい気もするが,締め切りは月末か。
- 午後は組合主催で東亜大学の教員組合の人の講演会があったので出てきた。帰り際に「こういう部屋を組合の活動で使えるのは羨ましい」みたいなことをボソッと言われたのは,彼らの置かれた立場の辛さを感じさせた。国公立も独法化するご時世だから他人事ではない。独法化の最大の問題は,学問の自律性が失われるところにあるのだと再認識した(たぶん今日の講演会の焦点とはだいぶずれた感想だが)。
- 確定申告は書類が足りなかったので行き直さなくてはならない。本を書くのに使った参考資料は,当該年度以前に買ったものでも,既に何かの経費として出したことがないのなら申告できるとのこと。知らなかった。
- これでもう当分乗ることはないだろうと思う,長野→新大阪の夜行バス。今回は最後尾だったので,後ろを気にせず座席をフルに倒すことができた。結構良く眠れた。高嶋哲夫「ミッドナイトイーグル」(文春文庫)を読了。「ホワイトアウト」にちょっと似てないこともないんだが,国際謀略小説だし,スケール感はこちらの方が上かも。それでいてトム・クランシーみたいなストーリー性だけに走ったものではなく,焦点が個人に絞られているのが何ともいえず興奮させられた。山口に着いたら確定申告に行ってから研究室へ向かう予定。
- 打ち合わせは理想的な方向にまとまったのだが,ちょっと飲みすぎたかも。でも,焼酎お湯割りがメインだったので残ってはいない。日曜は昼頃ちょっとキャッチボール,午後は子供たちを連れて「ワンピース」の映画を見に行く。夜には山口に向かう。
- 枝廣淳子さんの日記の3月5日のところにプロの翻訳家の仕事の一端が書かれている。ご本人は,
『テープは、ほんの1〜2日でファイルになって届けられる。テープ起こしのプロって、すごいなぁ、といつも思う。』
と書かれているが,『会議室にひとりでこもって、英語の原文を目で追いながら、日本語を読み上げ、テープに録音していく。』
という翻訳の仕方もそれに劣らず「凄いなあ」と思う。
- 長野に向かう新幹線の中で,何とか更新できたというメールを受け取った。お疲れさま>竹内君。金曜はメールで受け取った表を見ながら自分の表も作ったり,子供たちとキャッチボールをしたり。土曜は散髪とキャッチボールなど。夜は少年野球関係の打ち合わせ会の予定。
- 木曜朝,東京着。本郷三丁目のなか卯で竹内君と朝食。なか卯なので当然親子丼を食べたが,豚角煮丼の大きなポスターにちょっと心惹かれた。山口と長野の往復生活だと牛丼屋というものがそもそもほとんど存在しないので,あまり牛丼が消える騒ぎは気にならなかった(まあ,食材としての牛肉がまったく無くなったわけじゃなく,牛丼屋がコスト的に見合うような安い肉が無くなっただけなので,自分で作れば食べられるわけだし。そもそも牛のように土地生産性の悪い家畜の肉は,あんまり安く日常的に食べるべきものではないと思うし)のだけれど,こうしてみるとやはり東京ではインパクトが大きかったのかもしれない。人口学会の会議は午後なので,午前中は東大で机とネットワークを借りて仕事をさせてもらう。FreeBSDサーバが何台かあるので,隣で竹内君が昨日のパッチあてをやっているのだが,なかなか大変そうである。
- 関係ないが,週刊アスキーの本の売上のページに,ここ数週間ランクインし続けている,「成功者の告白」という本の著者の神田昌典氏は,実は高校のクラスメートである。いま考えてもいろんな奴がいたクラスだったけれど,思い出すのは,ある事件があってクラス全員で連帯責任をとって坊主になったとき,神田氏は坊主にならなかったことだ。そもそも高3は運動会に負けたら坊主という風習があって,「運動会に負けても坊主にならない会」というのを作って気勢を上げていた連中が何人かいたのだが,その事件に際して,その仲間が次々と坊主になる中,最後まで長髪(彼の髪型はマッシュルームカットみたいなやつだったと記憶している)を貫き通した神田氏の態度は,むしろ爽快であった。そういえば明日会議がある上智大は神田氏の母校だなあ。
- 新幹線の中で週刊アスキーを読んでいたら,とても恥ずかしい勘違いをしていたことに気づいた。radius認証ってのは,ステーションの方が高いだけで,たぶん最近の普通の無線LANカードでWPA対応って書かれている奴なら対応しているらしい。非対応なのかと思っていた。それなら一台あたり数千円だから,現実的だな。4月から毎日通る高崎駅の新幹線待合室は机とコンセントまで備えたホットスポットがあるから,無線LANカードさえあれば,待ち時間がまったく無駄にならない(追記:なお,高崎駅の無線LANがWPAというわけではなく,今度山口県立大で何台か導入する無線LANステーションがradius認証,つまりWPAエンタープライズのものだという話で,端末側も高くつくんではないかと誤解していたという話)。いや,妻のW2とぼくのX22を交換してもらうという手も……さすがに拒否されるか。
- 郵便局で振込みをしてから研究室へ。11:00からの大学院教授会より前にやっておくべきことがあったのだが,演習室用のプリンタが届いたということで部屋を開けたりしているうちにtime up。これで今年度の大学院教授会は最終回ということで,急に挨拶しなくてはならなくなった(転出するから)。まあ無難に終えたか。13:00からの予定だった専攻会議が大学院教授会直後に続けて行われ,あっという間に終わったので,午後は山口県立大での仕事として最後に残った大物である「国際交流」ワーキンググループ第2課題・成果物出版事業班」の報告書書きをしようと思ったが,/.JでFreeBSDのセキュリティホールという話を見て慌ててパッチあてをしたり,学生が演習室を使いたいというのでついでにプリンタセットアップをしようとしたり,と時間は飛ぶように過ぎる。たぶんrawモードでセッティングしてsambaでWindowsクライアント側のドライバを使って出力できればいいので,来週そうしよう(明日は東京で会議なので,今夜はサンライズに乗るため,あと1時間くらいしたら出発しなくてはならず,時間がない)。来週戻ってきたら,確定申告をするのを忘れないようにしないと。
- その後ちょっと気が抜けて東チモールのシティローストを飲みつつ,何気なくプロジェクトXをみたら,M190開発の話。池田さんという類稀な天才に感動した。製品売り込みの段階で世界を飛び回っているときの過労死とは,なんたる損失。まあ,田中耕一さんの本にも書かれていたように,先端機器を売るには技術者が営業もやるしかないってのもわかるんだが。涙が出てきた(でもちょっと演出過多だな。膳場さん,そんなこと訊いちゃダメだ。切り返しが素晴らしかったから救われたが)。最後に流れた,池田さんの講演録と思われるテープにあった「自分を絶えず進歩させているところに人間が生きている意義がある」(一字一句違わないわけではないけれど,主旨は外していないはず)。至言だと思う。
- パンを食べたら眠気におそわれて1時間ほど意識を失っていたような気がする。気がついたらメールが入っていて,さらに微妙な直しが入った原稿が添付されていた。慌ててチェックしたが,なるほどと思える指摘ばかりだった。さすがだ。今度こそ完成といえよう。原稿を書いていて一番気分がいい瞬間。
- 原稿修正点の一覧を作ってメールで送り終えたのは教授会開始1分前だったので,昼飯抜きで拡大教授会終了の16:30過ぎまで耐えた。演習室の鍵を開けてあげた。パンでも買ってくるか?
- 三中さんの日録から知った,専門家は個人の責任で情報発信するな。「専門家」の度合いの違いではないか。少なくとも大学や研究所に所属する専門家にとって,その専門テーマについては,その人以上の「専門家」はいないはず。そうでなくては研究者にはなれないはず。少なくとも山口県立大学には,マラリアと鉄栄養の関係や,人口と感染症の数理モデルについて,ぼくより詳しい人はいない。仮にいたとしても直接のボスだけだろうから,何も機関がオーソライズする意味はない(裏返すと専門の蛸壺化なのかもしれないが)。なお,webでの日録に関しては,ぼくは三中さんの意見とほぼ同じで「自分のため」に書いている。web上にネタをメモしておくと,いろんなところで役に立つ。web上のhtml文書そのものでプレゼンもやったことがある。業績一覧は報告書を作るときに役に立つし,スケジュールも一々説明しなくていいので公開しておいた方が楽だ。講義資料も公開するつもりで作っておけば内容が充実するわけだから,結局は学生の役にも立つだろうけれど,何よりも自分が内容の再確認ができるというのが,実は最大の効用だったりする(おまけに本になったりすることもあるし)。ぼくはあまり脳のメモリ容量が大きいほうではないので,確認しないと数字とか固有名詞を間違って覚えていることが良くあって,間違えてはいけない数字とかを書き込んだ資料整理をする必要があって,それをついでに公開しているということなので,もちろん情報源にもリンクを張った形で整理すれば,情報整理と発信が一度にできるという……,これってそもそもwebという発明の最大の効用だったような。
- 夜,最終確認を求めるメールが添付ファイル付きで返ってきたので(早い!),プリントして,晩飯を食べながら眺めたら,typoがまだ残っていたのを見つけてしまった。自分の間抜けさが嫌になる。再び大学に行って原稿修正。仮眠をとったら夜が明けていた。今日は午後1時から会議なので,なんとしても午前中に終わらせなくては。いや,そんなに時間がかかるはずはないんだが。
- シミュレーションのアウトプットの単位を厳密に説明するのが難しく,Rじゃない方の原稿(そう,こっちもシミュレーションなのだ)は難航したが,月曜夜にやっと終わった。ネットワークの方も16:50頃やっと仮復旧したところだったので,すかさずメール送信した。これで,次はもう校正ということにしたい。
- 土曜の10:00に本部が停電し,13:00に復旧した後も看護学部との接続が復活せず。地下の機械の電源を入れ直したり,A先生に頼んで本部側のsummitの電源を入れなおして貰ったりといろいろ試したが復旧せず。仕方ないのでNTTに修復を頼んだが月曜まで機器の手当てがつかないという。仕方ないので,返事を要するメールがPHSに届くたびにX22にPHSをつないで対応。本当は荷物の片づけをしたかったのだが,土日とも原稿修正で明け暮れてしまった。著者16人というRの新しい本(インストールや使い方の本当の基本の基本から,GISとか画像処理とかマルチレベル分析とか時系列解析とか実践的な応用例まで,実に幅広くカバーした本である。こんなに充実した本を出版前に読めるのは著者に入れてもらっている特権である)の「Rでシミュレーション」の原稿(この内容を膨らませたもの)の方は,結局使わなかった図とかもあったのだが(library(lattice)のcloud()関数は結構気難しくて--Rの標準グラフィックデバイスでの設定が通じない?--断念し,library(scatterplot3d)はうまくいったけれど結局平面の方が見やすいので使わなかった)。日曜は4年ぶりの2月29日だったので,きっと,長野市柳町の電光掲示板には「奴が帰ってきた!」と表示されていたのだろう。見たかったなあ。日曜夜のNHKデータマップ第2回は,まさに記述疫学の基本をやっていた。でも,せっかくGISを使っているのだから,もっと深い分析ができてるんではないかとも思った。
それ以前のメモ
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